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すごろく、ふたたび

すごろくがキています。

いきなり何を言い出すのかと思えば時代は今、すごろくです。

何故なんだ、根拠を示せというのが司法書士業界のお約束ですから、ちゃんと証明してみせます。

【根拠①】トレンディエンジェルが拾った

前回のブログ「拝啓、トレンディエンジェル様」で、昨年行われた神奈川県司法書士会による市民公開講座「法律お笑いトークライブ」の「どの目が出ても2マスしか進まないすごろく」のことを書きました。
すごろく担当者の不手際で申し訳ない。すごろく担当者ってそもそもあんたただの司法書士でしょうと言われるかもしれませんが、不手際は不手際です。
それでもさいころを振っていたお二方は、食い入るようにモニターに向かって2マスしか進まないことをツッコんでは会場の笑いを誘っていました。
ほかにツッコむところはいくらでもあるでしょうに、いや、なかったのでしょうか。
ともかくあのトレンディエンジェルが拾ったすごろくを放っておく手はありません。
ただでさえ、長い、重い、暗い、と”非バズ”のツボ(※)を突きまくっている司法書士です。
のんきに「司法書士ってマイナーだよね」とか言ってる場合じゃありません。
今こそ、すごろくを推すべきです。

【根拠②】子どもたちに大人気

今年も神奈川県司法書士会では市民公開講座「司法書士のスマイル法you with DJ光邦~親子で法律教室~」を開催しました。FMヨコハマの人気DJ光邦さんをゲストに迎え、今度は子どもたちが相手なので、第1部のすごろくと第2部の紙芝居に分け、遊びを通して法律の世界を体験してもらおうというイベントでした。
ここでもすごろくの登場です。もちろん使い回し……リサイクルですが、相変わらず2マスしか進みません。
前回は不手際でしたが、わざとでしょうか。
最初は律儀にさいころを振っていたDJ光邦さんも途中で手を止めてしまい、そのまま2の目を置いてしまいました。
ところが、やっぱり会場は笑うのです。
こう言っては何ですが、子どもたちにとっては、さいころの目がいくつかということよりも、大好きなDJ光邦さんが困っているところを間近で見られてうれしかったのでしょう。
ただちに、すごろくを推すべきです。

 【根拠③】プロの目から見てもちょうどいい

今回、DJ光邦さんをはじめ情報発信のプロの方と一緒にお仕事をしたわけですが、番組でも何でも完ぺきに作り上げたものよりも、少し残念な出来栄えの方が反響が大きいこともあるそうです。2マスしか進まない点がいわゆる「フック」にあたるのでしょう。
とはいえ、本来はきちんと遊べるように作らないとゲームとして成り立ちません。
トレンディエンジェルにしてもDJ光邦さんにしても、遊ぶ側の人たちの反応が面白いから皆が笑うわけです。
コミュニケーションが遊びの重要な要素だと実感した出来事でした。
そういえば、子どもの頃お正月になると親戚で集まってすごろくやったっけ。ゴール手前でなかなかあがれなくて盛り上がったなあ。そのうち小さい子がゲーム盤をひっくり返して台無しにしちゃったりして、ああだんだん思い出してきたあの感覚。
勝ち負けそのものよりも、皆でワイワイ大騒ぎしながら一緒に笑って楽しむあの感覚!
是が非でも、すごろくを推すべきです。
すごろくがキています。
以上、すごろく担当者からのお願いでした。
※ALL YOU NEED IS BUZZ